どうして節分に豆をまくの?

チャオ、もふふです。
もふもちらじお第2回が先日公開されました~!わ~い!

第2回は2月公開ということで、節分についてお話をしました。(動画 03:00~)
この記事は、節分についてもっと詳しくなろう!ということで、節分の意味や豆まきの論理などを深堀していきます。もふふと一緒に学びを深めていきましょう。

節分=季節の分かれ目

節分は2月3日です。(年によってずれることもあります。)
らじおでお話ししましたが、「節分」とは読んで字のごとく「季節の分かれ目」の意味です。

もふふ
もふふ

季節の分かれ目ってことは、冬→春以外にもあるんじゃない……?


そう思いますよね、まさにその通りなのです。
日本には春夏秋冬の「四季」がありますね。1年を4つの季節に区切っているんです。
その4回ある区切り目の日はすべて「節分」の日。
つまり節分は1年に4回あるんです。

2月3日の節分は、「大寒(だいかん)」と呼ばれる冬のいちばん厳しい頃の最終日。
翌日2月4日から「立春(りっしゅん)」、春を迎えます。
旧暦では1年の始まりは立春からと考えられていたので、この「節分」はいわば大晦日ということになります。

節分と陰陽五行説との関係

節分は「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」と深い関係にあります。
陰陽五行説とは古来中国で生まれた世界のとらえ方、「陰陽道」と「五行説」を合わせたもので、現代でも中医学、東洋医学の基本的な考え方です。

おおざっぱにいうと、万物は「陰」「陽」のふたつにわかれ、「木」「火」「土」「金」「水」の5要素で成り立っている、という考え方です。「木」や「火」はわたしたちが想像する植物の木や燃え盛る炎のことをそのまま指すのではなく、そういう性質のある要素のことです。
慣れないと難しい概念なので、そういうもんなんだな~とさらっと流していきましょう。

はてさて、陰陽道では方角を「子、丑、寅~」の十二支で表します。
さらに、暦・方角・十二支はみな12個の要素でできていますから同じように表せます。
そして「丑寅(うしとら)」の方角からは、鬼が入ってくるとされました。丑寅は北東です。

節分(旧暦の大晦日)は北東になります。北東は鬼が入ってくる方角なので、年越しと時を同じくして鬼もやってくると考えられそうですね。
実際に奈良時代〜平安時代の宮中では、この日に「追儺(ついな)式」という陰陽師が鬼をはらう行事が執り行われていたそうです。

ちなみに、鬼がトラ柄のパンツをはいているのは、鬼門である「丑寅」に関係するからのようです。
鬼とはウシのツノを持ちトラ柄の着物をまとった姿、ということです。
いろいろつながりがみえてきますね。

なぜ鬼退治に豆まきなのか

五行説はあらゆるものをあてはめることができます。季節もそうです。
これから登場する節分にかかわるものたちを図にしたのでご覧ください。

春は木にあたります。木は金が苦手なので、春は金を封じ込めて過ごしたいということになります。
鬼門からやってくる鬼ですが、「鬼に金棒」というように「金」をもっています。春を打ちのめす準備万端というわけです。これは退治しないといけません。
ではどうするか。金の弱点は火。これを使わない手はないですね。

金には「かたいもの」という性質があります。
金=かたいもの=お豆。ならば豆を火で燃やしてしまえ!
ということで、豆まきに使うのは「炒り豆」。

炒って火の性質をもたせた豆を鬼にぶつける。
これだけでもかなり効きそうですが、豆にはもうすこし意味があります。

豆は当て字で「魔目(まめ)」とも表現できます。魔=鬼、とするとこんなふうにも考えられます。
・鬼の目に向かって豆を投げる ⇒ 魔を滅する「魔滅(まめ)」(=鬼を倒す)
・豆を射る ⇒ 魔を射る(=鬼を倒す)
昔の人はかなりしつこく鬼を倒すことを考えているようですね。
こじつけだとしても、言葉に意味を持たせることで厄を払おうという強い志がうかがえておもしろいです。

節分に豆まきをしてよい1年を迎えましょう

う~ん。1記事で説明するには奥深すぎる「節分」でした。
追儺式は現代でも行っている神社やお寺があるようですし、内容が気になりますね。
ひいらぎいわしや恵方巻についても触れられませんでした。
年中行事は伝統がある分、しっかり調べようとするとボリューミーですね。


ところで、もふもちらじお内では、ちょっと早めですがやきもちさんに豆まきをしてもらいました。
せっかくなのでもふふも……と思い買ってきました!

おかめさんがついていたのでねこにつけました。
家の中を歩いて福を呼び込んでもらおうと思います。

みなさんも、今年の節分は豆まきで鬼を追い払って、よい1年にしましょう~。

長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました🐑🌷

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